母の日に
5月の第2日曜日は母の日である。
母の日はいつからあるのだろう?
日本だけでなく、どの国にも母の日はあるのだろうか?
そもそも母の日に「赤いカーネーション」を送るようになったのは
どうしてだろうか?
Wikipediaによれば、
20世紀初頭、アメリカのアン・ジャービスさんが亡き母を偲んで
母の好きな「白いカーネーション」を教会に贈ったのが起源とされている。
当初は母が故人の人は白、健在の人は赤のカーネーションを胸につけ、「感謝の意」を表したそうである。
その後1914年に5月の第2日曜日がアメリカで「母の日」に制定され、
1947年それを模倣するかたちで日本でも5月の第2日曜日が「母の日」になったという。
日にちこそ違うが、各国に母の日があり、母親だけでなく、子供からお年寄りも含めて「女性全般」に感謝する日となっている。
渡すのもカーネーションではなく、季節のお花のブーケや、オーストラリアでは「菊の花」をプレゼントする風習があるというから、少しカルチャーショックをおぼえる。
私が羨ましいと思ったのはフィンランドの風習。その日はゆっくり寝ていてもいいママのベッドまで家族がプレゼントと朝食を運んでくれるそうだ。
うちの子供達も母の日となるとカーネーションやハンカチなどのプレゼントを買ってきてくれる。貯めたおこづかいではなく、ちゃっかりパパから
軍資金をもらっているようであるが、「ママ、いつもありがとう♡」からはじまり、「お仕事がんばってね!」と締めくくったメッセージが添えてあるので、ジーンときてしまう。
今までで一番心があったかくなった母の日のプレゼントは
娘が年中さんの時にくれた何気ないものである。何か一生懸命書いているなぁと思っていたら、「はい、ママ」と渡された封筒。開けてみるとそこには
「かたこりけん 1かい10ぷん」と書かれたカードが3枚入っていた。
「かたもみけん」と間違えていると思ったけれど、「今使ってもいい?」と言ってすぐに笑いをこらえながら小さな手で肩もみをしてもらった記憶がある。
主人の母も実家の母も70代半ばになり、持病をかかえて色々と心配なことが多いが、なかなか普段は何もしてあげることが出来ずにどこか申し訳ない気持ちでいる。母の日くらいは母たちのことを思い、何か喜んでもらえるスイーツでもプレゼントしようと思っている。高価なものでなくても、長女が自分にしてくれたように気持ちのこもったものであればきっと「感謝の意」が伝わるのではないかと思う。今年は「かたこりけん」でも添えてみようかな!?