【バウハウス展へ・・】2020/5/26
こんにちは、伊藤です♪
ずっと行きたいと思っていたけど、
コロナウイルスの関係で
行けなかった
静岡県立美術館のバウハウス展へ
やっと行ってきました。
できるだけ騒動が落ち着いてから
と思っていたので、
最終週まで引っ張って
平日の昼間の空いた時間を狙って
なんとか行ってきました。
入り口のポスターと一緒に飾られている
バルセロナチェアは
バウハウスとは関係ないんじゃないかな?
(ミースがバルセロナチェアを設計した、
バルセロナ万博はバウハウスの校長になる
前のことなので・・)と
心の隅で思いながら、
↑バルセロナチェア
バウハウス開校100周年の
記念展なので、
これを逃したら、
静岡では当分見られないですからね。
そもそも「バウハウス」って何?
っていう方もいると思うので、
一言で言うと、
100年前のドイツで開校した
当時のデザイン、芸術、美術などの
先端技術や考え方を教えていた
デザインの専門学校です。
開校していた期間は
とても短くて
13~14年ほど。
第一次世界大戦で負け、
帝政が覆って混乱していた1919年に
ヴァイマール共和国で開校し、
最後はナチスに追い詰められて
1933年に解散させられています。
14年ほどと言う短い期間でしたが、
その間、校長を務めた三人の内、実に二人が
近代建築の四大巨匠といわれる
グロピウスと
ミース・ファンデルローエ
だったと言う、
すごい学校なんです。
後の建築界の巨匠が校長を務めていたからと言って
教育内容が建築に偏っていたわけではなく、
造形・色彩・織物・写真・家具・広告デザインなど
多岐にわたっていました。
ブロイヤーのスチールパイプを使った椅子は
その後のトレンドになったし、
↑ブロイヤーの代表作、「ヴァシリーチェア」
ヨハネス・イッテンの色彩論は
補色についてなど、
インテリアコーディネートを考える上で、
今でも十分に活用できる内容です。
展示では、
当時の授業の風景やその時に制作した作品も
展示されていましたが、
紙一枚でここまでできるのか~!と
「おぉ~すごいな~」
と感動してしまいました。
建築に関しては、
これからの集合住宅のあり方なんかも
検討されていて、
その模型が展示されていたり、
どうやって
お金と材料をかけずに
たくさん住宅を作るのか?
そんな計画までされていました。
1920年頃といえば
日本では大正時代。
今人気の「竈門炭治郎」の時代(笑
そんな時に
家族のあり方を考えながら
集合住宅や企画住宅を計画していたなんて
相当に先端的な考え方の学校だったんだろうと
思います。
(なんとも、うらやましい〜(^^)
デザインや建築に興味がない方にとっては
退屈な展示かもしれませんが、
興味がある方にとっては
近代デザインに大きな影響を与えた学校なので、
よかったら見に行ってみてください。
今月の31日までです!!
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