100点満点の設計では意味がない!
こんばんは、伊藤です♪
今週末は、
プランのご提案ラッシュです!
本日土曜は2件ご提案させていただき、
明日は1件のご提案、
そして、ご要望のヒアリングがあります。
プランのご提案とは
間取り図を作ったり、
外観を作ったりという、
いわゆる初期段階の設計のことです。
このプランを作るとき、
ご提案させていただくときに
いつも気をつけているのは、
ただの御用聞きにならない。
ということです。
お客様に
「寝室は何畳欲しいですか?」
「2階にトイレは必要ですか?」
「どんな部屋が欲しいですか?」
こんな質問をしていけば、
「○○畳くらい欲しい!」と
答えてはくださるので、
設計する側としては
つい、その要望をいかに
限られたスペースにはめ込んでいくか?
部屋どうしのつながり(動線)を
どう効率よくしていくか?
つまり、
要望を満たすための設計、
いかに100点に近づけるかを
考えてしまうことが多いと思います。
ただこれだと、
100点に近づけることはできても
100点を超えることは絶対にできません。
お客様の要望を全て叶えられたとしても
100点だからです。
私が目指す設計は
120点の設計です。
120点の設計とはどういうものかというと
要望としてはお客様の口から出てこないし、
こんな風にしたい、とも頭の中で思っていないけれど、
提案されてみたら、
「そうそう、そういう家にしたかった!」
と言っていただけるような、
お客様の頭の中で言語化できていないけど、
頭の奥底でモヤモヤとしているものを
スッキリ、形にして出す
そんな設計のことを
120点の設計と言っています。
どうやったら
言語化できていない
頭の中のモヤモヤを
スッキリさせてご提案できるか?
というと、
私がいつも心がけているのは、
プランを作る時ではなく、
ご要望を伺う時、
つまりヒアリングの時に
要望とは関係ないことを聞く
ということです。
もちろん、
「寝室は何畳欲しいですか?」など、
基本的な要望は一通りお聞きしますが、
一見
あまり設計とは関係ないと思われることも聞きます。
例えば、
「何をしている時が楽しいですか?」
「休みの日は何をしていますか?」
「どんな趣味やコレクションがありますか?」
「子供とはどんな関係でいたいですか?」
「外出先でどんなところが好きですか?」
家づくりや設計とは関係なさそうなことも
結構聞きます。
多分、中には
「この質問って、なんか関係ある?」と
心の中で訝しがりながら
答えてくださっているお客様も
いらっしゃるかもしれませんが、
私の中では
かなり大事な質問です。
何を知ろうとしているかと言うと
そのお客様の暮らし方や
何を幸せと感じるか?
人柄なんかを知ろうとしています。
家づくりや設計は
部屋をパズルやテトリスのように
組み合わせたものではないと思います。
どんな暮らし方を、
どんな人生を歩みたいのか?
そのお客様にぴったりフィットして、
より豊かな暮らしができる空間、
もっと言えば、
豊かな生き方ができる提案
人生の提案が
設計だと思っています。
だから、
毎回
プランをご提案するときは
設計の持山さんと
文字通り精魂込めて
一棟入魂で
設計をします。
一軒設計するごとに
寿命が減ってるんじゃないか
と思うくらいです(笑)
ご提案するときは
基本1プランかもしくは
サブのもう1プランをお出ししていますが、
作成の段階では
毎回5~10プランくらい
作り、
お客様の暮らしを想像しながら、
お客様にフィットしたものに
プランを煮詰めて昇華させていきます。
そのくらい考えて作ったプランでなければ
注文住宅とは言えないと思っています。
名ばかりの注文住宅、
営業なのか設計なのかよくわからないような
中途半端な人が作った
薄っぺらい設計、
そんな設計は
これからAI(人工知能)の設計力によって
淘汰されていって欲しいものです。
来月にかけて、
まだ数件、プランの作成がありますので、
全力で作っていきます。
プラン作成をご依頼頂いているお客様、
楽しみに待っていてください(^^)
【クローバーハウスの公式LINE】
DIYワークショップの最新情報や
イベントのご案内を配信しています!!
「友だち追加」はこちらから↓